5.思いがけず爆発的に売れた!

「商品を販売したら思いがけず爆発的に売れた!」という場合があります。
しかし、事前に特許権などを取得していなければ、ものまねされるのも時間の問題です。
このような場合でも、意匠権であれば、商品保護の道があるのです。

通常、せっかくの発明品も、一度でも販売されて世の中に知られてしまうと、それ以降、特許出願を行っても特許権を得ることができません。
たとえば、「持ちやすくて疲れにいくい鉛筆」を開発して売り出したところ爆発的に売れた、という場合があったとしましょう。
この場合、特許出願を行っていなければ、同様の商品が簡単に他人にまねされてしまいます。
しかし、すでに販売をしているため、その後に特許出願を行うことはできません。

このような場合、本来は特許権を得ておくべきであったのですが、少なくても 商品デザイン(例えば特殊な形状の鉛筆)として、販売から6月以内に限って、意匠権を事後的に得ることができます
詳細は割愛しますが、特許法とは異なり、意匠法では「販売」後であっても意匠権を得る道が残されているのです。
ただし、これにも限界がありますので、できるだけ適切な時期に適切な出願(特許出願や意匠登録出願など)をしておくことが望まれます。