4.動的意匠とは ~ 動く意匠の保護

意匠法には「動的意匠」というものがあります。「動的意匠」とは、形状が時間とともに変化するような意匠をいいます。

たとえば、蓋をあけると何かが飛び出すようなびっくり箱の意匠では、蓋を閉じた状態からは、その後どのように形態が変化するのかわかりません。また、箱が閉じた状態と開いた状態とでは、別意匠となってしまう恐れがあります。このような場合に、刻々と変化する形態を総合して一体の意匠として権利化するのが動的意匠です。

なお、通常、多くの物品には動作部分があります。しかし、その物品のある静止状態を捉えておけば、動いた状態も想像がつくことがほとんどです。たとえば、扉は開閉動作するものですし、車輪は回転するものです。このような場合、とりたてて動的意匠として出願する必要はありません。