8.侵害訴訟の場での権利無効の主張

他人が有する意匠権に対しては、無効審判を請求することができます。
しかし、もし、あなたが他人から侵害訴訟を提起された場合には、訴訟の場でも相手方の意匠権に対して無効を主張することができます。この場合、裁判所によって「当該意匠権は、無効審判で無効にされるべき」と判断されれば、相手方による権利行使は制限されます。
 
なお、裁判所で「無効」と判断されても、特許庁の無効審判では別の判断がされる場合もあります。裁判所での判断は、あくまでもその裁判の当事者にしか効力が及びません。したがいまして、相手方の意匠権を消滅させるためには、やはり無効審判を請求する必要があります。

逆に考えますと、もしあなたが意匠権を有しており、他人に侵害訴訟を提起した場合にも、意匠権に無効理由があるとして請求が退けられる可能性もあるのです。